サンノゼ博物館:Hawai’i’s Alfred Shaheen: Fabric to Fashion

会期と開催地(合計4箇所での巡回開催)

サンノゼ・キルト&テキスタイル博物館: 2010/05/18 〜 8/8

アラブ・アメリカン国立美術館: 2010/10/7 〜 2011/3/13

ワシントン州立大学: 2011/4/7 〜 5/3

マウイ・アーツ&カルチュアルセンター: 2011/9/4 〜 10/29


「ハワイのアルフレッド・シャヒーン:ファブリックからファッションへ」というタイトルで開催された展示は、シャヒーンが40年以上にわたりオアフ島で製作したハワイアンテキスタイルとアロハウェアを紹介する回顧展でした。SJMQ&Tキュレーターのデボラ・コルシーニさんとハワイアンテキスタイル研究家のリンダ・アーサー博士が共同で企画しました。

この展示では、シャヒーンが製作した中から代表作のテキスタイルデザインを100点以上展示。特にオリジナルのテキスタイルは美しい発色を維持した状態で人々を魅了しました。さらに、ハワイにおける多様な文化史を視覚的に訴えるファッションデザインを紹介しました。


シャヒーンは、ハワイの他民族コミュニティを視覚的に表現することを常に意識しながら、新しい美学を創出しました。革新的な技術、社会的責任のあるビジネス手法を融合させ、太平洋諸島とアジアの伝統的なテキスタイルを復活させることで、ハワイ文化だけではなく国境を超えて、カジュアルで環境に配慮した多文化多様性に飛んだアメリカ西海岸のライフスタイルをデザインで表現してゆきました。こうした大胆かつ緻密な計画による作品創出プロセスは、現在、世界中で認められているファッションデザインの美学の発端となりました。

展示会カタログ