The Alfred Shaheen Story
アルフレッド・シャヒーン は、第二次世界大戦後のファッション全盛期において、ハワイで最もクリエイティブに多くの作品を生み出したテキスタイルデザイナーでした。ハワイの衣料品製造業のパイオニアとして、ハワイ諸島特有の他の国から孤立したことによる物資の限界、製造業の限界を超えて、世界を舞台に活躍してきました。ハワイがアメリカ合衆国の一部になる直前、ハワイの経済発展における重要な時代にシャヒーンはハワイで、テキスタイル印刷(自社製造)、衣料品製造、小売の流通チェーンまでを全て総合的に創出しました。そのビジョン、創意工夫、優れた高度な技術、本物思考とデザインの卓越性へのゆるぎない信念とこだわりによって偉業を成し遂げてきた伝説のテキスタイル・デザイナー、事業家です。
シャヒーンのテキスタイルデザイン、生地は非常に伝説的で全てのデザインはハワイ、南太平洋、日本を含むアジア圏からインスピレーションを得て創出されたオリジナルデザインです。特にハワイ文化に対する理解を深め、伝統的なデザインを研究して取り入れられた プア・ラニ(クラシック)パレアウ、 ティアレ・タパ、ジョス・スティックス などのハンドプリントによる古典的なハワイアンパターンはシャヒーンの代表作にもなりました。ハワイの豊かで幻想的な自然を見事にデザインに取り入れたテキスタイルは、神秘的なハワイを語る上で欠かせない一つになっています。2001年7月にはハワイ州への貢献が認められ、ハワイの Kaʻahu Noʻeau Lifetime Achievement (カアフ・ノエアウ・ライフタイム・アチーブメント)を授与されました。 2006年7月、ハワイの新聞 The Honolulu Star-Advertiser(ホノルル・スター・アドバタイザー)は、1856年〜2006年にハワイにおける社会・経済・文化の変化に影響を与えた最も重要な150人の一人として、アルフレッド・シャヒーンを選出しました。2012年には、アルフレッド・シャヒーンの功績を讃え、アロハシャツデザインが描かれた4枚のプレミウム切手が、アメリカ合衆国郵政公社より発売されました。
アルフレッド・シャヒーンのビンテージハワイアンシャツ、サンドレス、サロン、ファブリックはどれも、コレクターの注目の的となっており、複数の美術館で特別展も開催されました。1950年代から60年代にかけてハワイが劇的な変化を経験している中で、シャヒーン社がどのようにビジネスを繁栄させ、ハワイビジネスに貢献してきたのか、創業した1940年代後半から1950年代半ばにかけてハワイ最大のアロハウェアメーカーとなったサーフ&サンズ社のオリジナルプリントなど、貴重なアーカイブを当サイトでご紹介しています。
激動の時代にハワイにおける経済発展に大きく貢献したシャヒーンは、一代でその幕を閉じましたが、今日においてもその功績は讃えられ、現代のハワイ衣料品業界の礎を築いた伝説のテキスタイル・デザイナーとして語り継がれています。
当サイトは、アルフレッド・シャヒーンの権利を管理する家族の同意を得て、英語版ホームページを日本語化した公式サイトです。